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医者の独り言
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埋草
神保 実 著
46版 184頁、並製、ISBN4-906472-79-6
定価:本体1000円

脳ドックなどもブームになっているように、中年からの心配事に「脳」がある。脳梗塞やクモ膜下出血などの脳の病気とその対処法を、専門家の本音で易しく、しかもすっきりと語っている。しかも面白くてためになる「今昔物語」もセットされている、読んでソンのない一冊だろう。

著者紹介
1933年東京都生まれ。東京大学医学部卒。医学博士。
東京大学医学部助手、虎ノ門病院主任医員、東京女子医科大学助教授を経て、
東京女子医科大学脳神経外科教授。同大学名誉教授。
また、医療に関するエッセイも、新聞・雑誌に多く執筆している。

著書
「脳血管障害」(榊原仟編『外科学』朝倉書店)
『マイクロサージュリー脳神経外科』(岩波映画)
「頭部外傷」(尾崎利郎他編『外科エッセンシャル・レクチャー』)
メジカルビュー社)
『脳外科の話』(ちくま新書)
医者の独り言』(ライフリサーチプレス)

著者まえがき抜粋
先年、共同通信および山之内製薬広報紙『新薬と治療』に連載したものをまとめて、『医者の独り言』として出版した。しかし、調べてみると、この他にも、新聞、雑誌の依頼原稿などが多数残っていた。一般向けに書いたもので、すべて公表されている。
これらもまとめておこうと思い立った。しかし、内容的に医学に関係はしているものの、雑多で、寄せ集めなので、まとめるのに困った。
新聞用語で埋草という言葉がある。新聞の紙面を作るとき、うまく紙面が構成されないと、一策として空白の部分を埋めるため、記事を差し込む事がある。これを埋草と云うが、この文集のタイトルにはこの言葉がふさわしいと思った。それに、この言葉自体、なにか、つつましげな響きがあって、私は好きである。
これとは別だが、私の愛読書に今昔物語がある。これは、御存じのように、千編ほどからなる説話集であるが、私は、日本中世短編小説傑作集とみている。物語の明解性が、私のような単純な頭脳にはピッタリである。これを読んでいるうちに、興にのって、口語訳を試みた。誤訳もあるであろうし、正確な口語訳とはいえないが、これらの二十一編を加えることにした。それに、私が、自分勝手に脚色したところもあるが、一種の遊びである。したがって、敢えて「わたしの今昔」といいたいところである。どこかに発表したわけではないが、お読みいただければ幸いである。なお、私の読んだ今昔物語は、池上洵一編『今昔物語集』(全四冊 岩波文庫 二〇〇一年)である。池上氏の脚注は秀逸である。

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