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研究余録 植物病理学と土壌菌
渡邊 恒雄 著
A5、 192p \1,600
ISBN4-906472-46-X

東大農学部を卒業後、農林水産省に入省し、植物と土壌菌の研究を続けてきた著者が、退官を機会に海外留学や長年の研究生活とその成果をまとめたものである。

目次:
1章 植物の病気を研究する 9
・植物が病気になる過程を学ぶ 	9
・病原菌を決めるには 	10
・イネ馬鹿菌病とのかかわり	12
・ハクサイ黄化病とバーテシリウム菌	13
・仕事の再評価――疫病菌の卵胞子研究を例として	14
・植物土壌病害の生物防除の試み	16
・病原菌除去土壌を用いた苗畑での健全なイチゴ苗の育成	16
・多摩森林科学園のサクラの衰退とピシウム菌	22
・エンドファイト、氷核菌と植物抵抗性など	24

2章 カビの研究 27
・菌の形態と分類・同定	27
・菌の生理・生態など	54

3章 成果と研究活動 73
・発表と論文作成	73
・論文審査	78
・論文と研究活動と学会賞	79
・著者の責任と喜び――別刷請求など	82
・専門書を書くこと	83
・OA(オフィス・オートメーション)機器使用	89
・受賞して	92

4章 在外研究と国際交流 104
・グアテマラ国でのカカオの病害調査	104
・復帰前の沖縄でのパイナップル土壌病害研究	105
・台湾のサトウキビ萌芽不良の原因究明と台南での日々	106
・アメリカの土壌病害研究関連施設を訪ねて	109
・パラグアイの樹病調査印象記と日常の日々	116
・インドネシア南スマトラへの小旅行	134
・ニューヨークにて	139
・ドミニカ共和国での胡椒プロジェクト短期専門家としての生活	140

5章 国際学会・会議等 147
・東京で催された第3回国際菌学会会議	147
・レーゲンスブルクで開催された第4回国際菌学会議	151
・モントリオールで催された第6回国際植物病理学会会議	153
・ブリチッシュコロンビア大学での第5回国際菌学会議と二、三の菌学  者との出合い	154
・スイスの連邦工科大学(ETH)訪問とスイスアルプスでの現地検討会の  想い出 	157
・オランダでの第13回国際植物保護学会議と旅の楽しみ	164
・フランスでの第5回国際植物病害会議とスペインの旅	166

6章 留学時代 170
・1960年代のカリフォルニア大学バークレー校と植物病理学科	170
・バークレーの日々の暮し	179
・思いでのサンフランシスコと日本への船旅	188

       「これまで何らかの形で関係したこれらの研究の一部とそれにまつわる話題を気ままに書きとめてみたが、成果に関わる研究生活の断片として取り上げた話題の中には海外での体験も含む。内容の一部は、日本やアメリカの植物病理学会、菌学会などの学会誌上で印刷された英文の原著論文などをわかりやすく書き直したり、随想や新聞記事等をさらに加筆、訂正したものを含んでいる。
日進月歩の激しい今日の科学からは内容的に少しずつ外れつつあるが、考え方は基本的にあまり変わりがないだろうと思う。そこでまだ書く気力と余裕があるうちに専門書とは異なる内容で、専門分野の学問に関連した本を書き残したいと考え、1993年カナダのモントリオールでの国際病理学会参加の頃から少しずつ書きためてきた。
植物病理学と菌学の学問に興味を抱き、その分野の研究に情熱を燃やし、楽しく励んでいるわれわれを理解し、さらに多くの人たちにも一層の関心を寄せていただくために、また自分自身の書く楽しみのために本書を著そうと思う」。

著者紹介
1937年2月 栃木県宇都宮市生まれ。
1961年 東京大学農学部卒業。
1964年 〜1967年カリフォルニア大学大学院留学(バークレー校)、 1967年MS, Ph. D.(植物病理学専攻)
東京大学農学部(1967年)、農林水産省 農業環境技術研究所(1967-1983年)と森林総合研究所(1983-1997年)では植物の土壌病害、樹病・腐朽病害および菌学研究に従事した。1997年定年退職後、通商産業省工業技術院・生命工学工業技術研究所複合生物系プロジェクト研究室に勤務、木質分解菌の研究に従事し現在に至る。
農林水産大臣賞、日本植物病理学会賞を受賞。
主な著書;写真と図解『土壌糸状菌』(ソフトサイエンス社)、『Pictorial Atlas of Soil and Seed Fungi』(Lewis Publishers, Fl., U.S.A.)、 『植物土壌病害の事典』(朝倉書店)、『土壌病害の手引』(分担執筆)(日植防)。
所属学会;日本植物病理学会、日本菌学会、日本農芸化学会、アメリカ植物病理学会、アメリカ菌学会など。
35年以上にわたり土壌由来のカビによる植物の病害(菌類病)に携わってきた著者は、現在も本来の専門分野からは少し距離を置いてカビ(菌学)研究に関わりを続けている。
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