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医師早乙女門戸
葉紅 林道 著
B6、256 \1,748

自然派大衆健康官能小説。医学考古学者モンドが展開する、恋、スリル、リンチ、サスペンスの物語。

ハリウッドには五時についた。チャイニーズシアターに車を駐車した。映画の都と言うだけのことはあり映画スタジオが軒を連ねている。チャイニーズシアターは一九二七年に劇場王ミド・グローマンが造らせたもので世界で一番有名な劇場である。劇場の前には有名な俳優の手形などが敷石とともに敷き詰められている。ハリウッド大通りを東に散歩した。かつて世界に名を轟かせたこの大通りも少し寂しげである。しかし思っていたほどでなく、結構人通りがある。それに道も綺麗に掃除されている。数年前には、乞食などがたむろしていたと訊いているが今はいない。ノスタルジックな建物もあるが、一番流行っているのはヘビーメタルのブティックとギフトショップだ。チャイニーズシアターに入る。館内は中国風の装飾で飾られ、客席もゆったりとしている。ここではヒット間違いなしといわれる映画がロード・ショウされる。日本の劇場とは違う。日本は新幹線でも何でもぎりぎりに詰め込むからいけない。本来日本人は貧乏根性なのだろう。江戸時代からそのようになったのだろうか。 七時半頃ムッソ&フランクグリルに入る。昨晩贅沢をしたので今日は緊縮財政である。有名な映画俳優もよく来ていたそうで、今日もアーネルド・シワダッターやシラナイダー、ステンコロンそれに美人女優のマリ・ラフォーレが来ていた。このレストランはハリウッドで一番古い。ヘミングウェイやフィツジェラルドなどがよく来ていたという。素朴なレストランだ。 「−−何にしましょうか」
「ビールでももらおうか」
「食べ物のことよ、ここはシチューが評判なのよ」
とさも知っているように徳子は話す。それとも来たことがあるのだろうか。
「それではシチューにするか、あまり金もないし」
徳子はウエイターに
「ビーフ・グラッシュとチキン・ポテト・パイ」
を注文した。
「何だね、それは」
徳子は悪戯な顔で笑った。ウエイターが行きかけたので
「ビール」
とモンドは大きな声で言った。みんながこちらを見た。
「恥ずかしいわ」
と徳子が言った。
先にビールが二本来た
。 シチューを食べ始めたころ
「モンドさん、お楽しみなところ申し上げませんが・・・・・・」
と突然マクロウド警部があらわれた。一人である。
「人形作りの所在が分かりました。今夜行くことになりましたのでご一緒頂けませんか」
モンドが聞き返そうとすると両手を大きく広げて
「心配いりません、住友さんはウエイン警官と一緒に直行することになっています。レンタカーはここでキャンセルして私の車で行きましょう」
「場所は」
「ここから、四〇マイルほど行ったところです。モンドさん、知っていますか。サン・ガブリエル渓谷。その近所ですよ。ご存じないでしょうが、アズサというところです。レディもご一緒していいでしょう。車で待っていますからゆっくり食事をして下さい」
と言って出ていった。
せっかくの夕べだというのにつまらないと徳子はぼやいた。
((あまり待たせるわけにはいかない。重要人物が発見されたのだから))
駐車場に行くとシボレーの中からマクロウド警部が手を振っていた。
後部座席にモンドと徳子がすわった。時速約九〇マイル、ほんの五分ほどハイウエーを走ると町並みはほとんどない、田舎である。
田園風景の中を走った。もう外は暗いので何も見えない。日中はさぞ良い景色だろう。四〇分もすると車は停車した。辺りは人影もなく、家もまばらだ。一つ大きな建物が建っていた。
「ここが人形作りのマクロウドさんの家です。入って話を聞きましょう」
といってマクロウド警部は車からおりて先に歩き出した。アメリカの田舎によくある家の造りで、屋敷の前には芝生が一面に敷き詰めてあった。二階建ての家で一エーカー(約一五〇〇坪)はあるだろう。左奧には大きな納屋のような建物が見える。
ベルをならすと七〇歳を過ぎた老婦人がでてきた。すこしおどおどした様子で落ちつきがない。婦人がこちらを向いたとき庭の外灯で顔がよく見えた。
モンドはびっくりした。あのレストランで見かけた婦人である。
((やはりそうだったのか・・・。予感が当たってしまった))
徳子は無言でモンドの後ろにピッタリついている。
住友はまだ来ていない様子だ。中に入ると二〇畳程の広さの中に二メートルもの木のテーブルが中央に置いてあり、奧には一人の老人が座っていた。やはりあのレストランで見かけた老人である。
「マクロウドさん、この人が日本から来たドクターで早乙女さんです。あなたに人形のことを聞きたいと言うのでお連れしました。ご一緒の方は早乙女さんの友人です」
とマクロウド警部は簡単に紹介した。
老人は無言でうなずいた。なぜか立ち上がろうともせず、握手もしない。何か異変をモンドの六感は感じつつあった。
徳子は相変わらず無言だ。彼女が無言のときは要注意だ。老人はレストランでモンド達が一緒だったことは覚えていないらしい。
「マクロウドさん、スミス商会で売られている人形はあなたが作ったものでしょうか。ドン・キホーテの陶器の人形で底にマクロウドとサインがありましたが」
「わしは年じゃから最近はあまり作らんが、月に一〇個程作っているだ。確かにドン・キホーテの人形は作ったが、どこの店で売られているのか知らんじゃ」
「というと、誰か仲介をする人がいるのですか」
「東洋人じゃ。中国や日本で売りたいいうて、作ってほしいと頼まれたのじゃよ」
「確かあなたはマクロウドさんに頼まれたと、レストランで話していましたが、そのマクロウドさんとは誰のことですか」
はっ、としたようにその老人はモンドをみた。そしてマクロウド警部を見た。確かに動揺している。
「マクロウドと言う人は?」
と老人が話し出そうとしたとき、物陰から
「ホルド・アップ」
という声とともに二人の男があらわれた。小男の手にはベレッタM92が握られている。口径9ミリ、弾倉は複弾式の特殊なもので装弾数は一五発と多い。イタリア製の名機だ。
マクロウド警部はその瞬間、手が拳銃にのび相手に向けたとき、小男の拳銃が火をふいていた。マクロウド警部は両手で胸を押さえるようにして前に倒れた。二、三度大きな呻き声をあげたかと思うと動かなくなった。心臓に直撃したのだろう。 もう一人の大男の拳銃が老人の頭に打ち下ろされていた。老人は悶絶して椅子から転げ落ちた。それを見ていた婦人は気絶して倒れてしまった。大男の手には回転式のマグナムM29リボルバーが握られていた。西部劇によく出てくる拳銃と同じ形をしている。
「マック、かたづいたぜ、馬鹿なやつらだ」
と大男が小男に呼びかけた。
「マック。こいつらもやっちまおうか」
と拳銃をモンドの方にむけた。
「ちょっと待て、ジャイアン」
とマックと呼ばれた小男は大男を制しながらいった。
「ジャイアン、ロープを取ってこい」
ジャイアンは不満そうである。それを察したのか
「ジャイアン、今夜はおたのしみだぜ」
とマックがいった。
何を思い出したのか大男はニタッと笑って納得した様子で出ていった。まもなく大男は両手に太さが二センチほどもある大きなロープを持ってきた。
「ジャイアン、おまえはその男を縛れ」
とマックは言いながら徳子の手を取って引き寄せた。
「やめて下さい」
と徳子は抵抗した
。 「なめるんじゃない」
マックの手が徳子の顔に飛んだ。大きな音がした。
さすがの徳子もこれから何が起こるのか察して、顔が青ざめている。
二人にロープがかけられるのにそう時間はかからなかった。頼みの住友はまだ来ない。何をしているのだろう。
ぐるぐる巻きにされたモンドを大男は抱えてトラックの荷台に放り投げた。マックという小男は徳子を抱えて後ろ座席に座った。
「ジャイアン、例の所へいけ」
暗闇のハイウエーを一台のトラックはまっしぐらに、サン・ガブリエルフリーウエイーを南に向かった。トラックには幌をしてある。
四〇〜五〇分して工場に着いた。電気はついていない。辺りは真っ暗闇で自動車のヘッドライトだけが闇をさいている。 「ここだぜ、ジャイアン」
「兄貴、ここはサリーの件もあるし、やばくないか」
「なに、それは心配ない。灯台もと暗しだ。警察の手の内はお見通しよ」
とマックは徳子を縛ってあるロープを持って
「早く歩け」
と肩をついた。
よたよたとしながら徳子は歩くしかなかった。
ジャイアンはモンドを肩にかついで工場の中に入っていった。
中はがらんとしている。この前モンドたちが来たときと何も変わっていない。天井から大きなクレーンが二台ぶら下がっているのもそのままである。
「ジャイアン、ほ−レ」
ポケットから何やら出してマックはジャイアンの方に放り投げた。
「兄貴、これからは薬が飲み放題とは有り難い」
といって一気に大男は飲んだ。
「サリーのときはオレばかりいい思いをしたから今日はジャイアンお前にも出番が回ってきたぜ」
「今日は、何から何までついていやがる」
とジャイアンが言うと
「今日だけじゃない、これからずっとだ」
と小男がいった。
((何が始まるのかモンドは考える気もしなかった。住友だけが頼りだが、果たしてきてくれるのだろうか。その可能性はほとんどないように感じられる。こんな虫けらのような奴等に思い通りにやられてしまうとは)) その間にも二人はせっせと準備している。どこから持ってきたのか大きなウイスキーを大きなコップでジャイアンはがぶ飲みしている。
小男はクレーンを下に降ろし、徳子の縛られた両手をクレーンにかけた。そしてクレーンのハンドルを回して上につりあげた。徳子の足が地面から一メートル程あがったところでとめた。脚が揺れた。
「さあ始めるか」
マックの左手にはナイフがあった。刃渡り二〇センチ程ある大きなものだ。小男は徳子の上着をそのナイフで切りにかかった。徳子は無言でぶらさがっているだけである。
またたく間に上半身は裸にされてしまった。
「ジャイアン、これは上物だ。サリーよりその気にさせるぜ・・・・・・、ウェウェ・・・・・・」
と妙な声をあげながら舌なめずりをして、ナイフがスカートのベルトの部分にあてられた。上から下まで一気にナイフが走って、一瞬にベルトは切られ、スカートは床に落ちた。徳子の身に着いているものはただ白いパンティだけだ。
足下にはモンドが横たわっている。大男は麻薬入りのウイスキーを飲んでいたかと思うと早くも陶酔状態になっている。ウイスキーと一緒に飲むのだから早く効いてくる。
大男は小男からナイフを奪い取るように手に取るとモンドの服を引き裂いて、裸にしてしまった。足を折り曲げられ胴体と足と手が一緒に縛られている。まさに海老のように折れ曲がったその姿は、天井からぶら下げられている徳子と対照的である。
「ジャイアン、気分はどうだ」
「上々だぜ、おれの好みのタイプだ」
とジャイアンは答えた。
モンドは大変なことになったと緊張感と絶望感で失神しそうになった。
大男を下から見るとさらに大きくみえる。モンドは思わず身震いをした。
その大男は下半身裸になっていた。黒々とした一物をさらけだしている。ビール瓶ほどもあろうかという陽根は三〇センチはある。
大男はその陽根にニタニタ笑いながら何やらクリームのようなものを盛んに塗っている。
「楽しんだ後は殺ってしまえ、分かったかジャイアン」
「なあに殺す必要はない・・・・・・。オレの一物をケツにぶち込まれて生きているものはいない。一時間もしないうちに出血多量で死んでしまうさ」
ジャイアンは平気な顔で恐ろしいことを口走っている。
小男は工作台の上に置いてある長さ三メートル程ある皮の鞭を手に取った。一振りするとばしッー、という音が室内に響く。
徳子とモンドをビックリさせるのに十分である。
「こんな上物をイタブルかと思うと久しぶりにビンビンくるぜ。最近は薬とこれがないと満足しないからな」
と言いながら鞭を徳子に向けて打ち出そうとしたとき、
「\\ちょっと待て」
大男はいった。
「兄貴、その女を鞭で打って殺してしまうのはもったいないぜ。ホラ例の中国人が言っていただろう。こんな上物は香港の九龍半島では二、三年で数億稼ぐ。売り飛ばせば相当だぜ。三〇万ドルにはなる」
小男の手が止まった。
「それもそうだ。仕方がない。身体に傷をつけるのは止めておこう。商品価値が下がる。穴の中だけにしてしておけばわかるまいから。SEXだけにするか。それにしても残念だぜ。しかし、まあ、いいか。入れ墨があるからな。サリーのお××このサソリもよかったが、この白い肌はたまらねえ。このメスには蛇が似合うぜ。穴のあたりを紅い舌を出してチョロチョロ舐めてる図何ぞはたまらねぇ\\ビンビン来るぜ。あのインポのデブ野郎もさすがに起つというもんよ。たんまり入った金で豪遊するか、−−ジャイアン」
といいながら、ズボンを脱ぎにかかった。
「−−あの中国人は、病気のくせに女ときたら目がないからなcc」
ジャイアンは馬鹿面をしてニッコリ笑った。涎が落ちた。小男は脱ぎ終わると、徳子の下着に手をかけ摺下げてしまった。 ランプのあかりが被うものとてない徳子の裸身を浮かびあがらせている。
ジャイアンはウイスキーをがぶ飲みして盛んに陽物にクリームを念入りに塗りながら、マックと、徳子を売り飛ばす話をしている。
小男はランプのあかりで照らされた徳子の陰部をしげしげと眺め、嫌に細く長い舌が徳子の陰部にのびた。
「そろそろいくか−−」
小男は天井のクレーンを降ろし、徳子の足が地面につくぎりぎりのところで止めた。そして三〇センチほどある踏み台を持ってきてその上に乗った。自分の一物が勃起したのを確認するように右手で握った。両手で徳子の足を持ち上げ一物を徳子の陰部におし当てた。
その間、モンドの脳裏に一つの記憶が鮮明に浮かんでいた。インドの遺跡を調査していたときに見たヨガの行者の姿であった。確か関節をはずすのを見たことがある。
必死に思い出そうとしていた。しかし、関節がはずれて手が動くだろうか。肩から両手の力を抜き回転させるようにすると関節がはずれた。痛みはあまりない。右肩、肘の関節がはずれた。ロープから右手を引き抜くことが出来た。ロープは両手、胴、足を一本のロープで縛っていたので、手が抜けると身体を抜くことができる。
もうロープは形だけのものでいつでも抜け出せる状態になった。関節を元に戻し、両手でロープを持って縛られているように見せかけた。
まだ起きあがってはまずい。相手は二人。しかも、大男はマグナムM29という強力な拳銃を持っている。小男は用心深そうな男で上着のポケットに拳銃を入れている。大男の拳銃はテーブルの端に置かれている。
小男の男根が徳子の紅の襞を割って押し込まれ鬼頭が姿をその中に没した丁度そのとき、大男はモンドに近づき、後ろに回っていた。腰に大きな手をかけ、大陽根をモンドの尻の穴に押しあて大きな手を引き寄せるようにして腰を前に突き出していた。
「ブス−−」
モンドの尻に痛みが走った瞬間、モンドは両手を地面につけて、両足を後ろの上の方に突き出した。足に手応えがあった。堅い大きな壁を蹴ったように足にズキンと痛みが走った。
さすがの大男も後ろにもんどりうってひっくり返った。
小男の一物は徳子の陰部に途中まで入っていたが、急な異変に一物を引き抜き、左手でポケットから拳銃を取り出し、モンドに向けて引き金を引いた。バーンという大きな音がした。
徳子は何が起こったのかとっさに判断しかねたが、目の前の裸のモンドと小男の拳銃が目に入り耳には大きな音が飛び込んできた。
思わず目をつぶった。そして思わず「あなた−−」と叫んでいた。
「ううっ−−」
という声と
「ギャ−−」
という悲鳴が同時に聞こえた。
モンドの右手にはテーブルから取った鞭があり、小男に向けて打ち出されていた。下から左上に振り上げられていた。振り上げられた鞭は小男の股間を打った。返す鞭で左上から右にと打ち下ろした。驚くほどの早業であった。
鞭は小男の右目を打って、左手を続けて打った。手からは拳銃が落ちた。
むっくりと起きあがった大男は壁に架けてあった大きなハンマーを取り上げ、頭上に大きく振り上げながらモンドに向かってきた。大きなまさかりと大きな一物が二重写しになった。
モンドはテーブルに置いてあった拳銃に飛びつき倒れたまま引き金を引いた。
一発目を発射したが大男は何事もなかったように突進してききた。ハンマーがモンドの頭上に迫ったとき、続けて二発発射した。弾丸は大男の眉間に命中した。眉間に大きな穴があいた男は棒立ちになった。ハンマーを振り上げたまま、真っ赤な血を吹き出しながら後ろに倒れた。ドサッと言う大きな音がした。もう一つ弾丸は男の一物を吹き飛ばしていた。大男の持っていた拳銃マグナムM29はやはり大きかった。
小男が起きあがって飛びかかってきたが、モンドの右手の拳銃が簡単にその頭を殴りつけていた。縮み上った股間の小男はだらしなく前にへなへなと座り込んでしまった。
モンドはつり下げられていた徳子のロープをほどいた。徳子は裸の身体で裸の身体のモンドに抱きついてきた。
モンドは小男の上着を取り、徳子に着せた。脱ぎ捨てられてあったズボンもはかせた。徳子の衣服はすべて切り裂かれていたからだ。
一方、モンドは大男の上着とズボンを身につけた。
肩を抱き合って工場の出口に向かった二人は、袴をはいている男と少年が肩を組んでいるようであった。
大きなサイレンが聞こえてきた。ヘッドライトを照らして三台のパトカーが止まった。一人の男が飛び出しこちらに走ってきた。住友であった。
「大丈夫か、モンド−−、徳子さん」
異様な服装に眼を白黒させながら、すまなそうに住友は頭を下げた。

恥辱のサリー

翌日サリーから一〇時頃モンドに電話があった。ウエイン警官からモンド達の昨日のことを訊いたという。会って話をすると、今までのことを話し出した。その話は次のようなことである。日本での出来事の一部は、この後馬場に訊いて分かったこともある。
サリーを誘拐したのは麻薬シンジケートの手下のチンピラたちとマック、ジャイアンの仕業であった。彼女が受けた拷問は徳子の場合と似ていたが、助けるものがおらず、三日三晩犯し続けられ、陰部に入れ墨をされたことが違っていた。リンチは、麻薬の密輸にサリーが失敗した見せしめのためだが、彼らに命令をした人は知らないという。
サリーは是川竜蔵にかわいがられた。是川は八五歳で、昨年秋に他界している。サリーが二年前美術の勉強をするために日本へ留学に来たが、生まれつき敏捷な体は若いエネルギーを発散するため体操クラブに入っていた。高校のときは全米の選手権に出た実績もあり美術とどちらを選ぶか迷ったほどである。
日本に来て間もない頃、全国美術大学祭があり、そのとき、体操種目に出場して優勝した。美術大学の図書館は是川の会社が設計施工した。また、是川は画商との交渉もあり、大学祭に参加して、たまたま体操を見ていた。
サリーは特に二段平行棒が得意で鉄棒をつかみ、両足を広げ鉄棒につけながら回転する姿は人間技とは思えず、はつらつとしていた。妖精のような美しさに是川は感動した。
久しぶりに若い血が甦り、性欲を伴った充実が身体を駆けめぐるのを覚えたほどである。それから、半年ほどして是川は雪の日、自宅の近くを歩いていて脚を滑らし、転倒した際に足の骨を折った。いくら強健な人でも八〇歳を越えると、運動神経が鈍くなり、骨はもろくなる。骨粗鬆症である。カルシウムが血中に溶けだし、骨の中のカルシウム量が少なくなり、骨の中がクモの巣をはったようにカスカスになるのである。根本的な治療法はないが適度な運動と、カルシウムを十分にとり食事に注意することだ。是川は信濃町の病院に入院した。
サリーもその頃平行棒から転落し左腕を折って同じ病院に入院していたのである。二人はそこで知り合った。是川は約二週間、サリーは約一ケ月入院した。サリーは複雑骨折で左腕に鉄のつなぎ目が入っている。
是川は男と女の子どもが二人おり、息子の方が医者をしている。内科の医者で東京の大きな病院の部長をしている。家を継ぐ者がいないので是川は養子をもらった。その養子が極東商事の馬場である。養子なので馬場は本当は是川という名になっているはずだが、是川が昨年亡くなってから旧姓の馬場と勝手に名乗り、人々にはそう呼ばせていた。
ある日、サリーのアパートに是川のベンツが横付けになっていた。その日、是川の女性秘書と三人で横浜のホテルで食事をした。それ以来、是川は演劇の切符を送ったり、たまに会って食事をしたりした。ときにはサリーの友達が一緒のこともあった。是川には孫がおらず、そのためかサリーを孫のように思ったためである。
サリーも是川の家にたまに行き、掃除をしたりすることもあった。是川は東横線の日吉に大きな家を構えていた。是川の娘は四〇歳を過ぎていたが病気がちで入退院を繰り返していた。馬場はたまに家に帰って来ることもあるがほとんど外出がちで、週に一回ほどしかいない。家にはお手伝いさんが一人いるだけで寂しい限りだ。
その是川が退院後半年たった頃、心不全で洋平のいる病院に入院して昨年の秋に亡くなったのである。馬場は是川の生前中からサリーに言い寄っていたがサリーは相手にしなかった。
是川が亡くなる年の夏、サリーは洋平と知り合った。このことは是川は知っており洋平のことも気に入っていた。馬場は何も知らなかった。
サリーと洋平は一二月にアメリカに行くことにしていた。馬場がサリーと洋平の関係を知ったのは横浜のバー、ゴールデンアローの黒木からである。黒木がサリーと洋平が一緒の所を偶然見つけたのだ。黒木は一〇月末のある日サリーを喫茶店に呼び出していった。
「サリーさん、今度アメリカに行くらしいが一つお願いがある、きいてくれないか」
サリーは黒木を快く思っていなかった。どこか胡散臭いところがあったからである。
「今度、アメリカから重要な荷物を輸入することになっているので手伝ってほしい」
「それは何ですか」
サリーは質問したが嫌な予感がしていた。
「サリーさんは身内みたいなものだからいっておこう。麻薬だよ、ヘロイン」
「いやです。是川社長が生きていたらなんていうか」
「また、あのじじいのことかcc、馬場社長に聞こえると気を悪くするぜ」
その場はそれで終わったがその後も黒木はしつこくサリーに言い寄っていた。
一一月になった。サリーが酒場ブルーナイトで歌を歌った後、アパートの近くまで帰ってくるとアパートの前の道に黒い車が一台止まっていた。中の様子は外から見えない。アンシールドガラスだ。車の横を通り過ぎてアパートの入り口に入ろうとすると後ろから腕を捕まれた。ぐっと後ろに引き寄せられたかと思うと体が宙に浮いて車の中に押し込められた。目隠しをされた。二〇分も走っただろうか。乾いた鉄筋コンクリートらしい階段を上って部屋に入った。ここでようやく目隠しをはずされた。
部屋の明かりに一瞬クラクラとし、何も見えなかった。サリーの前にはニヤニヤした馬場が浴衣を着てソファーにすわっていた。横に浴衣を着た女がタバコを吸いながらだらしない格好で並んでいた。風呂から上がったところか、髪が濡れて上気した顔をしていた。サリーの横には黒い服を着た黒木がいた。しばらくして馬場が口を開いた。
「サリーさん、あなたも困った人だcc。何も難しいことじゃない。小さな土産を持って来るだけじゃないか。考えてみてくれないか」
サリーは黙っていた。
「なめるんじゃない!−−俺は是川のじじいとは違うんだ」
馬場はテーブルをたたいて怒鳴った。
「黒木、話してわからないらしい。身体でおしえてやれ!」
眉間に青筋を立てて怒鳴った。
瞬く間にサリーは黒木の手によって全裸にされて、ヘナヘナと絨毯にすわりこんでしまった。黒木はベランダに出て二メートル程の短い物干し竿を持って戻ってきた。
サリーのピッタリと合わされた左足を取って、つかんで上に引き上げた。茶色の陰毛に被われた裂け目がさらけ出されると、サリーは必死で抵抗した。そんなことはお構いなしに黒木は右足をつかんでくくりつけた。サリーの股間は大きく広げられ一八〇度近く水平になった。今度は足のくくりつけられているところに左手と右手をくくりつけた。物干し竿の中程に紐を結びつけ、形の整った乳房に押しつけると乳房が歪んだ。身体は大きく折り曲げられ足は一杯に左右に広げられ動くことは出来ない。サリーの姿は平行棒をしている体操の姿である。サリーの茶色の陰毛が、他と区別している秘密の場所が、ライトに照らされて三人の目にさらけ出されている。
「あんた、泣いているよ。これじゃ、いくらなんでもかわいそうよ。早く気持ちよくしてあげなくちゃ、こんなにいいお××んこしているんだもん・・・・・・」
と女は小指をたててタバコを吸い、ふーっと吐き出した。
明美は嫉妬しているのかと馬場は思った。
「お前も好きだなcc」
馬場はニヤニヤしていった。
陰門をふちどる桃のような左右のピンク色の唇は、菱形に広げられ、薄黒く輝く艶やかな肢体から浮かび上がった。その中心より少し下に、膣口が姿を現し、敏感な肢体を象徴するかのように濡れた光を放っていた。
黒木はポラロイドカメラを持ち出し左右、上下からパチパチと写真を撮りまくった。黒木は黒く節くれた太い指を二本にしてその陰裂の中に入れた。
「いやあっ、うっ−−、」
という悲鳴がした。ゆっくりと指は膣壁をなで前後に動いた。黒木が指を抜くと陰門のぬめりがライトの明かりに反射した。黒木は舌を大きく出しながら裂け目に近ずけた。鼻が陰門の間近に近ずくと独特の体臭が鼻をついた。舌が陰裂を下から上になで上げるとサリーの身体がピクッと動いた。二三度舐め上げてからその長い舌を膣の中まで入れた。 黒木は物干し竿を半回転させた。サリーの顔は床に押しつけられ、鼻の穴に絨毯の毛が入った。それを見つめていた馬場の浴衣の前は、すでに大きく膨らんでいた。
黒木はズボンを脱ぎ下半身を裸になった。へそから下に黒々とした剛毛が生え、その中から黒光りする赤銅色のペニスが上を向いて誇らしげに突き出している。そのペニスに真珠でも入れたのか、先の部分と根本に三個づつイボができて静脈が浮き出していた。黒木はサリーの後ろに座り、ゼラチンをペニスに塗り付け、ゼラチンの付いた手で引き締まった形の良い尻をつかみ左右に開いた。
開かれた丘の中心部に小さな赤みがかった菊のような小穴が扉を閉め息づいていた。黒木はペニスの先で小さな穴から裂け目にかけ、その間を上下になぞったかと思うと一気にその穴に突き刺した。しかし頭の部分しか入らなかった。腰に力を入れ
「ヤーッ」 とかけ声をかけたかと思うとその大きな肉棒はズズーと根本まで入り見えなくなった。


サリーの髪が大きく揺れ
「あッ、ああ−−、うっ」
と悲鳴が轟いた。身をよじろうとして前に這い、離れようとするが物干し竿にくくりつけられているので身体の自由がきかない。
「ううっ−−」
という小さな呻き声が続いた。見ていた馬場の目は爛々と輝き浴衣の前は大きく布をはっている。
馬場はさっと立ち上がって浴衣をぬぎすてた。下は何もつけていない。馬場の股間には薄かった。ペニスは肉棒と化しそそり立っているが、黒木のそれよりも小さい。馬場のペニスの回りはイボだらけで一〇個以上なにやら埋め込んである。女を喜ばせ夢中にさせ逃げないようにするためだろうか。
馬場は、黒木に逆向きになり、はやくサリーのお××こを上向きにしろと大声で叫んだ。少し焦っている。黒木は下になりその上にサリーが海老のようになって陰門がさらけ出された。一筋二筋、陰門から密液が流れ、黒木の大きなペニスが入っている小さな穴に流れ落ちた。馬場はサリーの顔の上にまたがりペニスを口におし当てた。サリーは顔を大きく左右に振って抵抗した。
「バシッ」
と音がした。馬場の右手がサリーの頬を打った。両手で口をこじ開け陰茎を口の中に入れた。
「なめろ、吸え」
馬場は本気らしい。サリーは涙を流しながら吸った。
「う、うっ−−」
馬場は呻くように声をあげながら、腰を左右に振りだした。
「たまらねえ・・・・・・」
とつぶやいた。両手で乳房をもみ、いやもむというより握りつかみしごいた。乳房に赤いあざができた。馬場はサリーの口からペニスを引き抜くと、サリーの裂け目に一気につき入れた。すでに肉扉は潤みで滲んでいた。膣は肉棒を一気に根本まで飲み込んだ。馬場はピストン運動を開始した。腰を引いたかと思うと陰門に向かって腰をぶちつけていく。サリーの恥骨と馬場の恥骨がぶつかりあい
「コッン、コッン」
と音がした。
「ああ、あうううっ−−」 というあえぎに似た声がもれた。黒木は下から腰をせり上げるように後ろから挿入を続けている。サリーの恥豆と膣壁に痺れが走った。性器と肛門の周囲から感覚が消えていった。未知の恐ろしい疼きがサリーを襲った。
「いいッ、あああ−−ン、」
動きの取れぬ、折り曲がった腰は小刻みに震え、黒光する腹は大きく波打ち始めた。
「明美、写真をとれ」
と馬場はゼイゼイハアハア息をしながら明美に命じた。
明美は目を充血させて三人の動きを見つめている。口は少し開け唇の端には液がたまっている。明美はポラロイドを手に特にサリーの陰門に近づきパチパチ撮った。カメラのファインダーから大きく広げられて股間に出入りする二本の棒が映し出された。明美はカメラを放り出すと浴衣の前を大きくわった。下には何もつけていない。馬場とは反対に黒々とした長い陰毛が見えた。肌の色は恐ろしく白い。明美は両手でその陰毛を上になで上げ顎を下にして、覗き込んだと思ったら右手の指を三本束にして、その穴に突っ込んだ。二、三度擦り上げ
「アア、アァ・・・・・・・」
と声を上げた後一度引き抜き、その臭いをかいでから手を握りしめ、口の中で舐め上げて、いっきに穴に突っ込んだ。
「ウッ」
と低い呻きを上げた。その血走った目は、サリーの二つの穴に出入りする棒をじっと見つめ、髪を振り乱し、狂ったように右手を大きく掻き回した。腰が浮き上がり、左手で汗ばんだ自分の乳房をもみしだいた。突然、手の拳を引き抜き、馬場の後ろに寄って行き、馬場の肩を大きく揺すって言った。
「あなた・・・・・・入れて、私にも入れてぇ・・・・・・お願い、もぅダメェ−−」
「−−黙ってみていろ、−−大事なときだ」
馬場はそういって又、夢中で腰を前後に動かし続けた。すでにサリーの下陰部はのたうち、二人の腰の動きに合わせて身体全体が上下している。
「あッ、あッ、あッ、ぁぁ−−」
と肉棒の出入りに合わせて悶え始めた。 明美は何を思ったのか、辛じて両腕と肩のあたりに残された浴衣を、パッと脱ぎ捨て、大きな乳房と二つの満月を打ち合わすように、真白い太めの尻を大きく揺らしながら、台所の方に駆け出した。台所から戻った明美の手には大根が一本握られていた。青い葉っぱがふさふさと付いている。その大根を口に咥え、根本の方を噛み切り吐き出した。根本の方を二三度舐めてから両手でしっかり握りしめ、赤黒く所々陰のような黒い筋が走る左右に開いた淫裂と欲望に蠢く己の膣口をじっと見つめ、
「ふッ−−」
と一息着いた後、一気にその裂け目に突っ込んだ。ズズーッと恐ろしいほどの勢いで中にめり込んでいった。
「うォ−−、」
と獣のような叫びが上がった。さすがに大きな女陰も、苦しげに、はちきれんばかりに口をいっぱいに広げた淫裂の肉が、青い葉っぱと少しばかり外に出ている白い胴体を吐き出さんとした。明美の目はサリーの股間に集中している。一度
「ウウッ、いいっ\\」
といって首を後ろに反り返し上半身が大きく反り返えり、両手で握りしめた大根を前後に猛烈なスピードで出し入れした。口から涎をたらし、髪を振り乱し、その両手の動きに合わせて腰は激しく左右前後振られ全身から汗が滝のように流れた。
「うわぁ−−、うぉ−−」
と明美の振り絞った絶悶の叫びと馬場の叫び声が同時に上がった。馬場はピストン運動を止めブルブルとだぶついた身を震わしたあと射精した。尻が揺れた。馬場が抜き去った後には大きな穴がぽっかりサリーの股間に空いた。少しして閉じた。黒木も同時に肛門の中に放出していた。黒木が下から這い出した。裂け目と後ろの蕾から白い液がだらだらと流れた。恐ろしいほどの量だ。
その時明美もオルガズムに達した。しばらく陰門に大根を突き刺したまま、放心状態で呆然としていた。明美は二人の男が離れたサリーの菱形の裂け目を見た途端立ち上がった。股間には大根が突き刺したままである。青い葉っぱがゆらゆら揺れている。馬場は何を思ったか、ポラロイドカメラを手にとって前からシャッターを切った。
「−−何するのよ!」
明美は腕を振り下ろしながら叫んだ。
馬場は下品な笑いを浮かべた。
明美は大根を股間に挟んだまま、サリーの上向きにされた陰門の近くまで来て見おろした。大根を両手で引き抜き、サリーの口に押し込んだ。サリーが苦しそうにもがいた。一度口の中で掻き回して引き抜くと
「馬鹿!」
といってサリーの頭を大根で打った。大根が二つに折れた。
「アッ!」
というサリーの呻き声が上がった。折れた大根を身動きできないサリーの前と後ろの穴に突き刺した。二つの折れた大根は中まで埋め込まれた。それをまた黒木はポラロイド写真に撮った。
もうすでに一二時をまわっている。サリーは尿意を催した。腹がはった。大根と膀胱にたまった尿と大きな肉棒が送り込んだ空気のせいだ。馬場はサリーの前に行って陰門を指でさすりながら
「お前のお××こは抜群だ。良かったら俺の女にしてやってもよい。嫌ならいい」
「・・・・・・」
「そうか、お前には洋平がいるからな。洋平のチンポはそれほどいいか」
と卑わいなことをいいながら、指の腹で陰門の肉の花びらをもて遊んだ。
「サリー、いい加減にしたらどうだ。協力するか」
「いやです」
サリーは大きな声を出した。
「よし、わかった。それでは洋平にお前の写真を見せてやる。黒木、洋平を呼び出して写真をみせろ。彼にやらせろ」
黒木は立ち上がった。
  「やめて、それだけは止めてください。−−お願いです。洋平さんには何も言わないで−−」「−−可哀想に、よっぽどこの女は洋平に惚れてるぜ。しかし、今のお前を見たら、きっと逃げ出すだろうよ。−−同情するぜ」
「−−分かりました」
「ものわかりが良くなったようだ。それでは承知するか」
「洋平さんには何も言わないと約束してくれますか。それから私にもう手を出さないと」「ウウ−ン洋平のことは約束するが、お前の身体はちょっともったいないなあ」
明美は馬場を睨んだ。 「−−黒木どうだ」
「社長、ビジネスが優先ですよ・・・・・・。女はいくらでもいる。私に任せて下さい。それにこれだけ甚振れば、もうこの女、−−十分ですよ」
「よし約束する。そのかわり、気が変わったときは、こんなことでは済まないぜ。お前のお××こに生卵をぶち込んで踏み倒し、つかいものにならなくしてやるからな」
「お願い、トイレにいかせて−−。縄をといて下さい」
  「ほほ−−っ、これはみものだぜ。といてやってもよい。しかし、もう少しそのままにしていろ。黒木、明美、どうやら小便をしたくなったらしい。黒木、ビデオだ。速く持ってこい。いつ放出されるかわからないぞ。チャンスをのがすな」 サリーは驚いて身震いした。恐ろしさと恥ずかしさに血の気が引いた。すでに、身体を揺すり始めている。下陰部が大きく波打ち痙攣した。狭間から少しづつ液が流れ出た。
「許して下さい。\\アッ、ううっ」
必死にこらえる顔はすでに青くなって唇がぶるぶる震えている。目を被うことも出来ない。股間には黒木のビデオが待ち受けている。
  「アッ、アアアアアア・・・・・・、ヒ−、アっ、ダメ−」
と叫んだとたん、陰門から透明の液がザアーという音と共に大量に放出された。絨毯が水浸しになった。黒木のビデオに滴が飛んだ。明美が立ち上がって
「なんてことするの。絨毯が台無しじゃないのよ!」
といってその股間を蹴りあげた。
  「ヒ−ッ」
サリーは顔を歪めた。 「朝までそのままにしておいで。罰よ」
といって又、憎らしげに股間を蹴りあげた。
  「こんなものつけていては、よく見えないじゃないの」 明美はハサミを持ち出し、サリーの陰毛を切り取った。ほとんど丸坊主にした後、電気ひげそりで丁寧にツルツルにした。寒々とした剃後が残った。黒木のビデオはまだ回っている。
「明美、グッドアイデアだ。お前意外と頭いいな。お前の真っ黒な陰毛も剃ってやるか。剃りがいがあるぜ」
「馬鹿ゆうんじゃないよ」
と明美が馬場に吐き捨てるように言った。
「それじゃ、朝を楽しみに寝るとするか」
「寝るだけじゃいやよ」
と明美は強請るように言った。

カタストロフィ

昼過ぎロス空港に四人の姿があった。
モンド、徳子、住友、それに元気を取り戻したサリーである。
何事もなかったように楽しく四人は話している。

−−−−−あとは、買ってお読みください。

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